1.入力テーブル(画面上部)の機能
検査表示 のボタンはRS_Baseを再表示するのに用いる、RS_Baseでもっとも頻用されるボタンです。
ワンクリックでのファイリング機器は別ですが、それ以外の手動でのファイリングは、ファイリング元のディレクトリーにデータを置いて、赤枠に囲まれた(ID),検査選択 で、IDを入力し、その右の から検査名を選択し、検査登録ボタンを押すことにより、検査を登録します。日付や再検時期の入力も行ってください。
初期設定では(a) のところにチェックが入っておりますので、c:\gazou にファイルがあれば、検査登録と同時にそのファイルをファイリング致します。そうでない場合はファイイルのある場所をチェックしてください。(I. 8-2 j)ファイリング元のディレクトリーの指定を参照)
[基本情報]は検査項目の登録や各種セットアップをする時にクリックします。そうすると
基本情報画面が現れます。
検査表示年、データディレクトリー
年の部分が、現在、"基本情報"で設定されている何年前まで表示するかを示しています。
現在のCPUスピードでは、表示年内の検査総数が、2万程度以内がいいと思います。
最大で3万くらいでしょうか。
赤枠で囲まれている、年の部分を変更することにより、一時的に設定年、以前の登録検査も閲覧できます。
スピードが遅いと感じるまでは、10年でいいと思います。
(100年にすると、100年分のファイルがあるかチェックに行くことになりますので、やめておいた方がいいです)
データディレクトリー
(SV) をクリックすると、サーバーのUsers\rsn\pubulic_html が表示されます。
(CL) をクリックしますとクライアントのUsers\rsn\pubulic_html が表示されます。
上記2つはファイルを直接操作することになりますので、職員の方はクリックしないよう言っておくと良いでしょう。
紹介状、連係、統計など
1)【統計】
ここをクリックすることにより、自院での月別検査の集計が表示されます。また、グラフ化も可能です。
2)【紹介状】ボタン
IDを入力し、エンターを押せば紹介状入力画面となります。
ダイナからは、紹介状ボタンのクリックのみで、入力画面となります。
紹介状を書くには、紹介先を登録して置いた方がよろしいでしょう。
画像付き紹介状を書く場合は、各画像のweb表示画面で、画像を選んでから紹介状画面に移行します。
3)【患者重複】
同名患者の存在のチェック、患者重複登録のチェックを行います。
のボタンで以下の作業が選べます。
連係紹介在宅患者さんの情報提供で、一つの医療機関に複数の情報提供患者さんが存在する場合、情報提供の一覧印刷、あるいは、ファイル化を行います。
検診印刷、検診File
作成した検診レポートの一覧印刷、あるいは、一括ファイル化を行う。
サマリー
記入済みのサマリーの一覧ファイルを作成します。
照射録、
RS_Baseで自動作成される照射録の一括印刷を行います。
血液関係
1)【血液】ボタン
IDを入力してエンターを押すことにより、血液検査の履歴が表示されます。
2)【血液検索】
異常値のある患者の抽出等を行います。(時間がかかります)
3)【血液入力】
院内血液検査を入力します。
その前に、院内検査の項目を登録する必要があります。
(I. 基礎 8セットアップ 8-2 o)、p)、y)の項を参照してください。)
4)【labo読み込み】
検査センターからの血液検査の読み込みを行います。
(FMLはこの操作はなく自動読み込みです)
5)【recent】:最近検体検査を行った患者のリストを、院内、院外別に表示します。
患者検査歴、検査の抽出
【ID検索】、というところに患者IDを入力しエンターを押すとその患者さんの検査歴が表示されます。
そこから、各画像の表示が可能となります。
【検索】とういうところに、診断名を入力してエンターを押すと、その診断名のついた検査のみ抽出されます。完全一致検索です。
その横の【チェック】をoffにしますと、日付、名前、診断名などを含めた、部分一致で検査を抽出します。
また、【検査項目】を選択することにより、特定の検査からのみ検査を抽出致します。たとえば検査項目右のから腹部エコーを選び[検索表示]ボタンを押すと以下の画面が表示されます。
表の上に並んでいる各ボタンを押すと表示方法が変わります。ちなみ【→ID非重複】ボタンを押すと、表示はIDの重複しない患者例数となり、ボタンは【→ID重複可】に変わります。これを押すと延べ検査数となります。ID重複例がある場合にID非重複表示すると、集計テーブルの下の検査履歴一覧に残るのは、その患者の重複検査のうち一番古い検査です。
グラフにしたい場合は、年齢分布のところを選択し、コピーし、エクセルに貼り付けて、簡単にグラフ化できます(下図)。
(10-19)の部分はエクセルが勝手に日付にしてしまいますので、変更(例:10〜19などに)が必要です。
2. 検査テーブルの機能
クリック項目(タイトル)
1)検査番号(変更)
ここをクリックすることにより、登録検査の各種変更が出来ます。
この中で、"データ情報" の部分は、画像が保存されている、ディレクトリーです。
紹介状などの変更は3)の日付をクリックして訂正した方がよいでしょう。
2)検査名(Web表示)
ブラウザで画像、紹介状、検診が表示されます。
心電図の場合は、viewerが立ち上がります。
紹介状では添付画像が横3分割で表示されます。
3)日付(画像ソフト)
画像ソフト(初期設定 Irfanview)で画像が開きます。画質調整ができます。
紹介状、検診では、入力画面が表示され、内容の訂正が可能です。
4)ID(PhoED)
windows付属、photoedit で画像が開きます。
75gOGTTではグラフが表示されます。
紹介状では添付画像が横2分割で表示されます。
5)カンジャメイ(患者検索)
患者さんの全ての検査一覧(検査歴)が表示されます。
なお、検査歴を表示するとその検査の再検時期が過ぎたものは色がついて区別できるようになっています。
6)患者名(ファイリング)
C:\gazou 内のファイルを当該検査にファイリングします。
紹介状では(検診結果でも?)添付画像として取り込まれます。
参考:問診で誤って取り込むとWeb表示ではその画像だけが表示されますので、フォルダーを開き(年齢をクリックする)画像を削除してください。
7)年齢(Folder)
その検査画像をファイリングしているディレクトリーを開きます。不要なjpgファイルや間違えて取り込んだものはここで削除できます。(検査全体を削除する場合は左端の□にチェックをして をクリック)
8)性別
1)紹介、紹介の返事では性別の欄が灰色の背景色ですが、他の項目で検査項目をクリックしたときと同じ表示になります。(ブラウザによるjpg表示)ただし添付画像は4分割表示です。
2)当院検診は、たとえ以前の検診があっても、一年分の検診のみを表示します。
3)その他の検査の場合、その検査番号以下10検査の、診断名入力画面となります。なお古い検査日のものに診断名をつけるときは、診断名入力画面の最下段に"診断を追加、変更するもっとも古い年の検査" の年を確かめ、それより古い検査であれば年を書き換えて、確定して(他の場所をクリックして)そのまま診断名を変更してください
また紹介状の場合はそうはならないので、その上の検査の性別をクリックして診断名入力画面にしてその二段目の紹介状の診断名を記入してください。
9)診断名(診断1、診断2…)
クリックした診断名の検査の一覧と年齢別分布が標示されます。
10)再検時期(再検)
再検(12ヶ月等)のところをクリックすると
java のDicom viewer が立ち上がります。その機能についてはP○○参照
なお。紹介状の場合、---をクリックすると添付画像が紹介状本文と分離して表示され、画像は二枚目に印刷されます。画像が多く、一枚に収まらないときに有用です。
11)□( )削除ボタン
検査を削除するとき、□にチェック→【削】をクリック。
紹介状におけるクリック項目の内容を以下にまとめます。
1)検査項目(Web表示)のところのクリックで画像を3分割で表示
2)日付(画像ソフト)のところをクリックで、紹介状の書き換え画面
3)ID(PhoED)のところをクリックで、画像を2分割表示
4)カンジャメイ(患者検索)のところで患者さんの全ての検査一覧(検査歴)が表示
5)患者名(ファイリング)のところでC:\gazou 内のファイル添付画像として取り込み
6)年齢(Folder)のところでその検査画像をファイリングしているディレクトリーを開く
7)性別のところをクリックで画像を4分割表示
8) 診断のところでクリックした診断名の検査の一覧と年齢別分布が標示されます。
9) 再検 のところをクリックで、画像を2分割【分離】表示
以上、使っていると何となく覚えてしまいます。
IV.基本情報画面の上半分の説明
さて、検査名の登録は、トップ画面の[基本情報] → 基本情報画面の検査項目をクリックして登録します。
内科系の診療所ですと、初期には登録されていないメニューで
1)SRQ-D (うつ病の問診)
2)前立腺問診
3)更年期問診
4)75gOGTT
5)当院検診
6)履歴書
7)HDS-R
などの特別な検査項目や、その他、各自で必要な検査項目を追加登録してください。
これらの検査登録はII. ファイリングの実際 15〜21を参照してください。なお、各自で追加登録する検査項目名の設定について以下の項目は使用できません。RS_Baseではそれらの名称に次のような独自の機能が設定されているので…。
心電図: 心電図のViewer を立ち上げます。
紹介状: 紹介状を表示します。
紹介の返事:同様に紹介状を表示します。
当院検診:検診レポートを表示します。
診断書:診断書を表示します。
検査歴:他院からもらったCDなどに入った患者さんのRS_Baseのデータを保存します。
心電図(D)
たとえばスキャナーで取り込んだ心電図(jpg画像)をファイリングする場合、検査項目名を心_電_図とすれば使用できます。他院からの紹介状のファイリングには紹_介_状あるいは紹介状scanというように登録してください。トップ画面に戻るには最上部の検査表示をクリックしてください。(図よりも上にあります。)