1)動作環境
RS_Baseのインストールは、Windows PC にのみ対応しています。
- OS: Windows 2000、Windows XP を推奨。
Windows Me や Windows 98 にもインストールは可能ですが、使用途中でリソース不足によるフリーズなどの動作不良が発生しやすいので、RS_Base の運用には不向きです。できる限り、XP、 2000 環境でお使い下さい。
【重要】 なお、Windows98、Me、NT へインストールする場合は、インストール後にPATHの設定が必要です。この「I. インストールの方法」のセクションの最後に記載しています。
- メモリ: 256MB以上
- CPU: クロック周波数1GHz以上推奨
- モニタ: XGA(1024×768ドット )以上
- Webブラウザ: Internet Explorer (v6.0以降推奨)。
クライアント/サーバ方式で使用する場合は、全てのPCにインストールして下さい。
RS_Baseの本体は、Webブラウザで動作するCGIアプリケーションです。クライアント機能に限れば、ソフトをインストールしなくても、基本的な(Web表示)機能は Mac など他のOSのブラウザからでも利用可能です(「II. 起動」のセクション参照)。しかし、この条件では心電図viewerなど画像ソフトを使用する部分は表示できませんし、クライアント独自の設定を持つこともできません。全機能を使うためにはやはりWindowsの環境で全PCへインストールする必要があります。
2)CDの内容
RS_BaseのCDを開くと、下図のように install フォルダが入っています。「install」フォルダをダブルクリックして開きます。
3)インストール
「install」フォルダを開けると下図のようなファイルが入っています。RS_Baseは、原則として、CドライブもしくはDドライブのルートディレクトリにインストールされます。どちらのドライブにインストールするか、あらかじめお決め下さい。

インストールの手順は、
RS_BaseをCドライブにインストールしたい場合は、上図のように「C_drive」というファイルを 「インストール.exe」の上にマウスで移動して離してください(drag & drop)。
Dドライブにインストールしたい場合は、同様に「D_drive」というファイルを「インストール.exe」上にdrag & drop します。
drag & drop すると、ファイルをコピーする画面が出て、CDからHDへコピーが始まります。インストールには数分かかります。
インストールが終了すると、インストールしたドライブに、4つのディレクトリが作成されます。
- Users (プログラム類とデータが保存される最も大切なディレクトリ)
- usr (RS_Base の開発言語、perl5 が入っているディレクトリ)
- apache (Webサーバソフトのapacheが入っているディレクトリ)
- gazou (画像をファイリングするときに頻用するディレクトリ)
4)ショートカットの移動
インストールしたドライブの「gazou」フォルダの中には apache.exe, RS_Base, gazou, public_html の各ショートカットがありますので、それをデスクトップに移動しておきます。コピーではなく移動です(全体を指定して、シフトキーを押しながらdrag&drop します)。
5)PATHの設定(Windows98、Me、NT の方のみ)
(Windows 2000、XP 環境では必要ありません)
(この設定は、誤った場合、Windowsの起動に支障を来すおそれがあります。よく分からない方は、PCに詳しい方に付いてもらって設定して下さい)
Windows Me の場合、
1) [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリック。
2) [名前] ボックスに 「msconfig」 と入力して [OK] をクリック。
3) [システム設定ユーティリティ] の [環境] タブをクリック。
4) [PATH] をクリックして、[編集] ボタンをクリック。
5) [変数の値] ボックスに、書かれているPATH の一番最後に、
(RS_BaseをCドライブにインストールしてある場合には)
;C:\usr\local\bin を追加します(;は区切りです)。
(Dドライブにインストールした場合は、C をD に置き換えて下さい)
[OK] ボタンをクリック。
6) PCを再起動します。
Windows 98 の場合、
1) [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリック。
2) [名前] ボックスに 「msconfig」 と入力して [OK] をクリック。
3) [システム設定ユーティリティ] の [autoexec.bat] タブをクリック。
4) set PATH= もしくは PATH = で始まる行があれば、それを指定して[編集]をクリック。
5) PATH 行の一番最後に、
(RS_BaseをCドライブにインストールしてある場合には)
;C:\usr\local\bin を追加します(;は区切りです)。
(Dドライブにインストールした場合は、C をD に置き換えて下さい)
[OK] ボタンをクリック。
(注意)PATH 行の最後に ;%PATH% がある場合は、その前に追加して下さい。
*もし、autoexec.bat の中に path 行が無ければ、[新規]をクリックして
PATH=C:\usr\local\bin もしくは PATH=D:\usr\local\bin を追加します。
6) PCを再起動します。
Windows NT の場合、
コントロールパネル → システム → 環境 の中で、PATH の
設定ができますので、これに、
(RS_BaseをCドライブにインストールしている場合は)
C:\usr\local\bin を追加します。
(Dドライブにインストールしている場合は)
D:\usr\local\bin を追加します。
RS_Baseは、Webブラウザ上で動作するソフトウエアです。動作させるためには下記が必要です。
Internet Explorer (6.0以降のバージョン推奨。他のブラウザでも表示可能ですが、完全な動作は保証されません。)
1)Apacheの立ち上げ
Apacheは、常時立ち上げておく必要があります。クライアント/サーバ方式でご使用の方は、クライアント、サーバ両方でApacheが常時立ち上がっていなければなりません。
インストール時に出来たデスクトップ上の「apache.exe」をダブルクリックして立ち上げておいて下さい。Apache をダブルクリックすると、黒いウインドウ画面に2〜4行の文字が表示されます。
(最後の行には、Apache/1.3.12 (Win32) running... のように表示されています)
その画面が出たらApacheは正常に走っています。
確認できましたら、黒いウインドウの右上の_□X(最小、最大、閉じる)のボタンの
_(最小にする)をクリックしてウィンドウを最小化しておいて下さい。
(X=閉じるではありません。)PCを再起動させた場合などにapacheの起動を忘れないために、Windowsのスタートアップフォルダにapache.exeのショートカットをコピーしておくと良いでしょう。
2)RS_Baseの立ち上げ
デスクトップ上のショートカット「RS_Base」をダブルクリックすると、RS_Baseが起動します。もしショートカットが見つからない場合は、Internet Explorerで下記のURLにアクセスすれば、RS_Baseが起動します。
http://localhost/~rsn/2000.cgi
* 参考1 * 検査履歴を表示させない立ち上げ方 : 以下のURLにアクセスすると、検査履歴が表示されずに起動します。トップ画面で「検非表示」をクリックした状態と同じです。
http://localhost/~rsn/2000.cgi?rs_base_non
* 参考2 * RS_BaseをインストールしていないPCからRS_Baseを表示させる方法があります。Windows PCに限らず、 Mac など他のOSのブラウザからでも表示可能です。ただし、この方法ではRS_Baseの基本機能であるWeb表示機能しか使えません。また、サーバのCGIを直接動作させますので、設定関係はすべてサーバのものとなります。下記のようにサーバのIPアドレスを指定したURLにアクセスします。
http://サーバのIPアドレス/~rsn/2000.cgi
例えば、サーバのIPアドレスを192.168.0.1とすると、
http://192.168.0.1/~rsn/2000.cgi
設定の前に : スタンドアローン利用とネットワーク利用について
RS_Baseは、1台のPCだけでももちろん使用できますが、ネットワーク上の複数のPCでクライアント/サーバ方式の運用もできます。ここでサーバとは、RS_Baseのデータを保存するPCという意味です。データは、ごく一部の設定ファイルを除きすべてサーバに保存されます。ネットワークの基礎的な知識があれば、設定は難しくありません。それぞれのPCにRS_Baseをインストールし、各々で簡単な設定を行います。
RS_Baseを当面はスタンドアローンで使用する場合は、1)に進んで下さい。
RS_Baseをネットワーク上の複数のPCで使う場合は、下記の準備をしてから 1)に進んで下さい。
- PCをLAN接続して下さい。
- どのPCをRS_Baseのサーバ(データを置くPC)にするかを決め、そのPCには固定IPアドレスを設定しておきます。
- RS_Baseをインストールした全てのPCで、インストールしたHD(パーティション)の共有設定を「共有する」にし、アクセス許可を「フルコントロール」状態にしておきます。
(注意!) セキュリティ対策ソフトのFireWall機能が作動していると、RS_Baseがネットワーク上で正常に動作しない場合があります。現在までにNorton Internet Securityでの報告があります。なお、ウイルスチェック機能は問題ありません。
(注意!) PC名、ドライブ名、共有名に下記の文字列を含んだ単語を使用しますと、RS_Baseは動作しませんのでご注意下さい。
【使用できない予約語】
.bmp .dcm aiueo basic_inf caution cpx150 day_s delete_chash dicom DVD ecg echo mergent emergent1 EUB600 fiber fiber_dummy filing F-ME gamma gazou_set graph_same hitachi holter int intro iroha kensa_setup koumoku_color labo_junjo labo_nondisp matome memo move_g name osiris patient personal photoed_s PICO picture procedure rs_base search set_graph set_up shoukai show sindan sketch snap sort_top space vix
1)基本情報の設定画面
RS_Baseを起動した最初の画面(トップ画面)で、上から2段目の右端にある【基本情報】の文字をクリックして下さい。基本情報を設定する画面になります。ほとんどの設定はこの画面で行われます。設定を変更したあと決定ボタンをクリックすると設定が確定されます。決定ボタンは、画面の上の方と下の方にある下記のボタンです。
(注意!) 基本情報画面で、画面をスクロールするために不用意にマウスのホイールを使うと、知らない内に設定が変わってしまう事があります。特に選択窓付近ではマウスのホイールを使わないように、出来れば基本情報画面ではホイールを使用しない方が良いです。
2)個人情報の記入
3)LAN(ON,OFF)の設定
基本情報画面の上の方に上図のパートがあります。
LAN(ON,OFF)の設定 :
スタンドアローンで使う場合は、 off に、
ネットワーク上の複数のPCで使う場合は、 on にして下さい。
表示年数 : とりあえず、 10 にして下さい。
4)本PCの設定
ネットワーク上の本PCの名前 :
現在設定しようとしているPCのネットワーク上の名称です。
スタンドアローンで使う場合は空欄でもかまいません。
ディスプレイの解像度 : お使いのモニタの解像度に合わせてください。
例えばSXGA を選択すると確定した際に数字は自動的に変わります。
表示開始座標 : そのまま 0 0 でよいです。
5)データファイルを置くPC(サーバ)の設定
スタンドアローンで使う場合は、
RS_Baseをインストールしてあるドライブのネットワーク上の名前 :
たとえば、Dドライブにインストールしているなら D です。データを保存するPCのLocal Address :
localhost または 127.0.0.1 と記入します。
ネットワーク上でRS_Baseを使用する場合は、
データを保存するPCのネットワーク上の名前 :
サーバの名称を記入してください (IPアドレスでも可)。
RS_Baseをインストールしてあるドライブのネットワーク上の名前 :
サーバの、RS_Baseをインストールしたドライブの名前です。
データを保存するPCのLocal Address :
サーバのIPアドレスを記入します。
* 参考 * サーバとクライアントの設定の違い
ここまでの設定で、自然にサーバもしくはクライアントの設定になっているはずです。ネットワーク関係の設定のうち、 3) と 5) についてはサーバもクライアントも設定は同じです。4)の「本PCの設定」の、「ネットワーク上の本PCの名前」 だけが、サーバとクライアントで異なります。クライアントの場合は、ここは省略しても動作します。
6)設定例(スタンドアローン利用時とネットワーク利用時)
代表的な設定例を以下に示します。
・スタンドアローン利用時の設定例
RS_BaseをインストールしたドライブをDとします。
設定の要点:
「LAN(ON,OFF)」を off にします。
「ネットワーク上の本PCの名前」は空欄でよいです。
「データを保存するPCのネットワーク上の名前」も空欄でよいです。
「RS_Baseをインストールしてあるドライブのネットワーク上の名前」は、この場合はDドライブにインストールしているので D です。
「データを保存するPCのLocal Address」は、 localhost もしくは 127.0.0.1 です。
・ネットワーク利用時の設定例
仮に、RS_BaseのサーバになるPCのネットワーク上の名称を「server1」、クライアントPCを「shinsatsu1」とします。(サーバ機でもRS_Baseは使えます)
server1には固定IPアドレス「192.168.253.10」が与えられているとします(IPアドレスは環境によって全く異なりますので、この数字をそのまま適用しないで下さい)。
サーバ機ではDドライブにRS_Baseがインストールされているとします(すなわちデータはサーバ機のDドライブに保存されます)。
この条件で、サーバ機(server1)の設定は以下の様になります。
設定の要点:
「LAN(ON,OFF)」を on にします。
「ネットワーク上の本PCの名前」は server1 です。
「データを保存するPCのネットワーク上の名前」も server1 です。
「RS_Baseをインストールしてあるドライブのネットワーク上の名前」は、この場合はDドライブにインストールしているので D です。
「データを保存するPCのLocal Address」は、この場合 192.168.253.10です。
クライアント機(shinsatsu1)の設定は以下の様になります。
設定の要点:
「LAN(ON,OFF)」を on にします。
「ネットワーク上の本PCの名前」は shinsatsu1 です。
「データを保存するPCのネットワーク上の名前」は server1 です。
「RS_Baseをインストールしてあるドライブのネットワーク上の名前」は、この場合はサーバのDドライブにインストールしているので D です。
「データを保存するPCのLocal Address」は、この場合 192.168.253.10です。
7)初期設定おわり
これで、初期設定はおわりです。設定を確定するために、決定ボタンをクリックしてください。
画面の上から3段目中央の検査表示ボタン をクリックして、RS_Baseのトップ画面を表示させてください。
この作業は、RS_Baseを使う際に必須の作業ではありません。また、PCの環境によって対応は異なります。以下の環境に該当する場合には、SUN社のJAVAのインストールを試みて下さい。
1)(血液検査などの)グラフの表示や印刷が出来ない場合。
2)フクダエム・イー社の心電図viewer(JAVA版)を使いたい場合。
3)何らかの理由でマイクロソフト社のJAVA環境が使用できなくなった場合。
上記のいずれかに該当する場合は、下記のダウンロードサイトから「JRE」の各国語版をダウンロードしてインストールしてみて下さい。古いJAVAが存在する場合はあらかじめアンインストールしておいた方が良いと思われます。
http://java.sun.com/j2se/1.4.1/ja/download.html
【解説】
RS_Baseでは、グラフの描画にJAVAを用いています。マクロソフト社のJAVA環境では、ヴァージョンによってはバグがあり一部でグラフの印刷が出来ませんでしたが、最近のJAVA VMでは修正されています。しかし、2003年1月の米国での連邦地裁による仮処分命令を受けて、マイクロソフト社のJAVA環境「Microsoft VM 」は段階的に廃止される事になりました。近い将来のWindowsにはSUN社のJAVA環境が搭載される見込みと言われています。
今お使いのPCにマイクロソフトのJAVA環境がインストールされている場合も多いと思われますが、ヴァージョンによっては、グラフの印刷がうまくいかない場合があります。また、フクダエム・イー社の心電図viewer(JAVA版)を使用する場合はSUN社のJAVAが必要です。このような場合は、現時点ではSUN社のJAVAをダウンロードしてインストールして下さい。なお、SUN社のJAVAでは最初の立ち上がり(グラフ描画)に少し時間がかかりますが、2度目からの表示には時間はかかりません。(2003年5月初頭)
RS_Baseは頻回にバージョンアップされています。バグの修正のこともありますが、多くはユーザの希望を取り入れて新機能を追加するためのものです。また、ファイリングの構造を改変するような大きなバージョンアップもまれにあります。
バージョンアップのアナウンスはすべてメーリングリスト上でなされます。特に大事なバージョンアップにはメールに重要マークが付いています。さらに最重要のバージョンアップでは複数回のアナウンスがありますので、重要マークの付いたメールは見逃さないようにして下さい。アナウンス毎に欠かさずバージョンアップする必要は必ずしもありませんが、このような重要なバージョンアップに関しては、内容を良く読んで必要なバージョンアップを行って下さい。
なお、過去のバージョンアップの内容は、オンラインマニュアルのサイト
http://izumi.cside8.com/RSB_new/
の「最近のバージョンアップ」をクリックすると見られます。バージョンアップの方法
バージョンアップを知らせるメールには下記のようなダウンロードURLが記されています。
http://www.zenryoku.com/file/ver****.zip
このZipファイルをダウンロードして、解凍ツールで解凍して下さい。解凍すると、数10個のファイルができます(時には数個の場合もあります)。
それらを、Users\rsn\pubulic_html フォルダ内に上書きコピーしてください。
クライアント/サーバ方式で使っておられる方は、全てのPCでこの作業を行って下さい。バージョンアップはそれで終わりです。バージョンの表記は、トップ画面の最後にありますので、ご確認下さい。