大腸内視鏡検査(大腸ファイバー検査)
[A] 症状のある人は1年に1回は診察を受けましょう。
•血便は自己判断・自己治療のみ行うのは危険です。
痔核と自己治療していた人に進行型の直腸癌がみつかる場合もあります。
•便秘症の人は念のため一度は大腸検査を受けるようおすすめします。
•最近便秘気味になったり最近下痢気味になったなど排便習慣が変化した人は
念のため大腸検査を受けましょう。
•近年、大腸検査が広まるにつれて無症状の人にも大腸ポリープなどが多数見つかるようになりました
日帰りでの大腸ポリープ切除
•小さな大腸ポリープは 検査当日に 内視鏡的に切除できます。•原則的に入院の必要はありません。
•ポリープ切除後は一部生活面の制限や、経過観察が必要なこともあります。
•仕事の予定などは余裕を持って計画しておきましょう。
※検査当日外来で切除できるのは原則的に直径5mm以下のポリープ3個以下です。
※大きいポリープの場合には入院設備のある病院にご紹介することがあります。
大腸内視鏡検査検査(大腸ファイバー検査)の流れについて
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問診
現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。
治療中の疾患(高血圧、心臓病、不整脈、脳梗塞、前立腺肥大、緑内障など)や服薬中の薬の内容により検査方法や検査時に使用する薬を検討します。
投薬内容の説明書や薬の現物をご持参ください。
常用している薬しだいでは、当日は組織検査や、ポリープ切除ができない場合もあります。
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検査を受ける準備
毎日排便がある人は原則的に当日下剤を飲むだけで検査できますが
2~3日前から下剤をのみ便通を整えたほうがスムーズに大腸がきれいになります。
•(あらかじめ診察を受け、便通を整える薬を服用する方がよいでしょう)
•持病のある人は、検査前日までに一度診察を受けるようお勧めします。
•御高齢者などで検査当日に下剤があまり飲めそうにない人は、前日大便が少ない食事を食べていただきます。
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検査前日の食事
大腸検査前日は消化の良い物を食べてください。
•以下に記載した物は検査の妨げになります。食べないようにしてください ◦
◦種のある物(西瓜、かぼちゃ等)
◦ワカメ、こんにゃく、ひじき、昆布、スルメ
◦消化の悪い皮付きの食べ物(皮付きトマトなど)
検査当日
検査当日は食事をしないでください。
•常用薬(血圧・心臓・脳梗塞など)は検査当日も服用してください。
•(検査の目的によっては、あらかじめ中止していただく薬もあります)
•静脈麻酔をしますので、検査当日は車を運転してくるのを控えて下さい。
•日頃から薬を飲んでいる人は投薬内容説明書(または薬の現物)を持参してください。
•健康診断などの結果資料も持参しましょう。
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検査の手順
下剤(2リットル)を2時間かけて飲んでいただきます。
•(便を溶かすため、早く飲める人も2時間かけて飲んでいただきます。)
•最初は2リットルも飲めないと思っておられた人も、ほとんど飲めます。
•(下剤2リットルは飲めないと思われる方は検査日前にあらかじめご相談ください。)
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•飲み始めて1~1.5時間後に排便が始まります。
•排便の状態を見て、下剤の全体量を調整します。
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•3~5回目からは淡黄色の澄み切った液になります。
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•排便開始後2~4時間でおなかが落ち着いてきます。
•(通常、下剤飲み始めから3~5時間で落ち着きます)
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•排便が透明になったら検査開始です。
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検査結果のご説明
検査後は平均2時間ほどぼんやりした状態となっております。
検査結果は麻酔から覚めてから説明します。
•結果を書いた紙をお渡しし、後日改めて説明させていただくこともあります。
•組織検査をした場合には結果は約1週間後の判ります。